ヒメミヤマ類の飼育実績

ヒメミヤマについて今回記事にしたいと思います。

中国、ベトナム、ラオス、ミャンマー、台湾、韓国、日本とアジアに沢山の種類のミヤマクワガタが生息していますが、その中でもヒメミヤマは小型ながら非常に誇張の強い形状をしており、小型種ながら凄く魅了されてしまいます。中国からはまだまだ入荷されてないヒメミヤマの種類が多く特に黒一色のクラペリッチはいつかは飼育してみたいと思っております。

Wild-villageメンバーの中で3名の方がヒメミヤマ類の飼育をしております。

今日はカオバンヒメ、フォーチュン、ラエトゥス、パリー、デラバイ、ルック、マラッツィ、クラーツ、ミクラ、キルヒナーと情報を交換しつつ産卵に成功しております。

メンバーの中でヒメミヤマ専用マットを作成しているメンバーは、ヒメミヤママットにてパリーミヤマ48.8ミリのレコードと、去年のレコード号にてタイワンヒメミヤマで55.8ミリが登録されました。

ヒメミヤマのマットは、かなり作成が難しく本来のマット作成方法では作ることができません。特殊な製法で作るのでレコード個体を出したメンバーのみが作成方法を知っております。

ヒメミヤマは合ってないエサを与えると幼虫が成長しないor死亡しまい、添加物に弱い、幼虫が3年も幼虫しているなど、ヒメミヤマを大きく安全に飼育するのは難しいというのが今までの概念だったかと思いますが、その概念を打ち壊すヒメミヤママットができたことにより、産卵➡️幼虫飼育➡️羽化までヒメミヤマを安全に羽化させることが出きるようになりました。

元々はチャマル、アママル、オキマルの産卵用ベースマットとして開発したマットでしたが、少し作成工程を改良してミクラミヤマに使用してみたところ神津島産で37.8ミリが羽化したことによりラエトゥスミヤマにも使用したところレコードオーバーの55.3ミリまで羽化してきたことにより、その他にも数種類のヒメミヤマを大きく羽化させることに成功しております。

このヒメミヤママットは今まで作成に時間が掛かるとのことで、販売してなかったのですが去年作成分が余ったとのことで、ヒメミヤママットを4月の横浜KUWATA にて少数ですが販売をしてみようと作成メンバーと検討しております。

ラエトゥスミヤマとミクラミヤマをはじめてブリードしたいけど、難しそうと苦手意識のある方にこの種の楽しさを知って欲しいという思いで、今回お試しで販売をしてみようかと思った次第です。

安定供給できるマットではないので、通販での販売は今のところ考えておりません。

マットは質を保たせるために水分少な目の状態での提供となります。

※ヒメミヤママットの実績

◎ヒメミヤママット産卵実績

●デューベイアヌス1♀️13頭確保

●ミクラミヤマ2022年度1♀️平均50頭の幼虫確保

●ラエトゥスミヤマ2022年度1♀️から78頭の幼虫確保

●パリーミヤマ2022年度3♀️で200頭の幼虫確保

●クラーツミヤマ、マラッツィミヤマ2022年度1♀️で30頭以上の幼虫確保

●キルヒナーミヤマ1♀️で32頭幼虫確保

 

◎ヒメミヤママット羽化実績

●パリーミヤマ48.8ミリレコード個体作出

●ラエトゥスミヤマ55.3ミリレコードオーバー作出

●クラーツミヤマ原名68.7ミリ作出

●タイワンヒメミヤマ55.8ミリレコード個体作出

●ミクラミヤマ37.9ミリに作出

●マラッツィミヤマ55.3ミリレコードオーバー作出

●フォーチュンミヤマ54ミリレコードオーバー個体作出

●ルックミヤマ63.8ミリ作出

●アマミミヤマ54.6ミリ作出

 

現段階の実績としてはこのような感じです。

まだまだ試したいヒメミヤマは沢山居ますが、コロナにより野外品の便が減っているので購入して試すチャンスをつかめないのが現状です。

あと重要なのはヒメミヤマを飼育するには、やはり他のミヤマと同様に22℃以下の環境とミヤマ飼育の基本知識は必要になりますし、もちろんwildの♀️を産卵させる場合は♀️の入荷コンディションによっても結果は左右されます。ヒメミヤマ系を飼育される前に一度なんでも良いのでミヤマクワガタを飼育してみて飼育の流れを経験されてからヒメミヤマに挑戦された方がブリードもうまく行くかと思います。

我々Wild-villageのコンセプトとしましては購入されたお客様に飼育を楽しんでもらいたいという思いで、虫を提供させていただいております。

その中で新たな挑戦したい種類がいて、当店でお買い上げしていただいたお客様には、飼育方法の面で最高のサポートをしたいと思っております。

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